シムズ（シムピープル）の基本

まずは、初めて「シムズ」（及びシムピープル）をプレイする人のために、シムズの基本から説明しましょう。

そのまえに･･･
ゲームを始めて起動すると、まず「チュートリアル」をプレイするように指示が出ると思います。

この「チュートリアル」では、非常に解りやすくゲームの操作方法と、基本的なルールを説明してくれます！
（シムピープルでは矢印のある家、シムズ２では地域選択画面からチュートリアルに入ります）

見本となるキャラクターを操作して、すでに家具がそろっている家の中で移動の仕方や家具の使い方、他のキャラクターとの会話の仕方などを簡単に教えてくれます。

とりあえず、この「チュートリアル」をプレイすれば、一通りの基礎を理解する事が出来るでしょう！

チュートリアルは一通りの説明が終わったらそのまま続けてプレイできますので、そのままチュートリアルのシムでプレイし続けてもいいでしょう。

最初からキャラクター（シム）や家族は何人か用意されています。
これらの最初から用意されている家族で始めてもいいのですが、やはり一番楽しいのは自分でキャラクターを作る事でしょう！

人（シム）の作成は右のシムのボタンから、
作成モードに入って行います。

シムピープルシムズ２

作成画面では名前、性別、顔、服装、性格などを好みに設定できます。

作ったシム（およびシムの家族）は、好きな土地に住まわせる事が出来ます。
この時、家のある土地を選べば、最初から建てられている家でプレイできますが、その家の購入費が必要になります。
何もない土地は購入費は安いですが、家は１から自分で作らなければなりません。

とりあえずこのページでは、すでに建っている家を買ったか、最初から家に住んでいる独身のシムを選択したものとしてプレイ方法を説明していきます。

さて、ではここでもシムズの基本を説明しますと･･･

シム（人）には、８つの基本的な「欲求」があります。
これは「空腹」「体力」「心地よさ」「楽しさ」「衛生」「社交」「便意」「部屋」の８つで現されています。
例えば、空腹が減ると何か食べたくなり、便意が下がるとトイレに行きたくなり、楽しさが下がると遊びたくなる訳ですね。

シムはこの８つの「欲求」と、シム自身の性格や好みによって、自動で行動します。

つまりプレイヤーが特に指示を与えなくても生活するのですが、何も指示を与えないままに生活するシムは、もー好き勝手にやりたいほーだいです。
食べたら食べっぱなし、汚したら汚しっぱなし、生活は不規則、向上心のかけらもありません。(^^;

さらに、家具や家の設備はプレイヤーが設置してあげなくてはなりません。
例えば、シムがトイレに行こうと思っても、トイレがないとどうしようもありません。
おなかが減っても冷蔵庫や食品棚がないと、食べる事も出来ません。
シムの生活に必要な環境はプレイヤーが整える必要がある訳ですね。

環境を整え、適切に指示を出していけば、シムはレベルの高い生活を送ることがでしょう。

８つの欲求の種類と、回復させるのに必要な家具や設備は以下のようになっています。

欲求	備考
空腹	時間と共に減っていきます。減るとなにか食べないと餓えてしまいます。「冷蔵庫」と「調理器具」があれば、シムは食事を作って食べる事ができ、またシムの「料理」の技量が高いと効果の高い食事が作れます。食品棚からお菓子を取って食べたり、電話でピザを注文したりも出来ますが、これは一時しのぎという感じです。
体力	時間と共に減っていきます。なくなるとその場で寝てしまいます･･･回復させるには「ベッド」が必要です。ソファーでも寝たり出来ますが、やはりベッドが一番でしょう。
心地よさ	立っていると減っていき、座ったり寝たりしていると増えていきます。回復させる一般的な方法は「イス」に座る事ですね。
楽しさ	時間と共に減っていき、遊んでいると増えます。遊ぶ方法には、「本」を読む、「テレビ」を見る、「ゲーム」をするなど、色々とあります。
衛生	時間と共に減り、トイレに行っても減ります。体を清潔にすると増えます。「シャワー」を浴びたり、「お風呂」に入ったりすると回復します。手を洗っても増えますが、回復量は少しです。
社交	人と話すと増え、一人で行動していると徐々に減っていきます。これは他の人（シム）と話す必要があるので、家具だけでは回復は難しいです。「電話」を使って話すことも出来ますが、この場合も知人が必要です。電話でタクシーやバスを呼び、町に出て人と話すのもいいでしょう。
便意	時間と共に減り、食事を取ると特に減ります。トイレに行くと回復するので、「トイレ（便器）」が必要です。もし行けなかった場合、「おもらし（そそう）」して気分最悪になります。^^;
部屋	これはやや特殊な欲求で、現在いる部屋が「広く」、「明るく」、「装飾品が多く」、「汚れていない」状態なら、高くなります。逆に、狭くて暗くて質素で汚いと、低いわけですね。これは時間と共に変化するものではなく、シムがその時にいる部屋の評価がそのまま反映されます。よって、部屋を移動すればこの評価もすぐに変化します。明るくするには「照明」や「窓」が必要です。

ただ、生活するうえで、他にも必要なものがいくつかあります。

まず、「机」。　食事する時にイスと机がないと、立ち食いして疲れてしまいます･･･
調理をする際には調理台も必要になりますしね。

次に、「洗面台」。もしくは「流し台」。
とにかく洗える場所がないと、シムは食べた後の食器をその辺に放り出してしまいます。^^;

次に、「ゴミ箱」。　外にもポリバケツがあるのですが、これは基本的にゴミの回収用です。
ものぐさなシムはゴミが出きたとき、そこまで捨てにいかないので、ゴミ箱がないと地面にほったらかしです･･･

さて、これらの必要な設備・家具が整っている家の例が、以下のような感じです。

（シムピープル（シムズ１）バージョンはこちらです）

この家なら、とりあえず８つの欲求を満たせる生活を送る事が出来ます！

「本だな」は必須ではありませんが、「楽しさ」を回復させるための家具として置いています。
「楽しさ」は配達されてくる新聞を読んでも回復できますが、少ししか回復しません。
調理器具は、料理の腕前が低くても安全に扱える「電子レンジ」にしています。

さて、これでシムは生活していけますが･･･

しかし、上記の家は本当に「最低限」の家具しか置いておらず、設置してある家具もすべて最低レベルのものばかりです。

良い家具や設備を整えないと、「欲求」も思うように回復させていく事が出来ませんし、おそらく最初のうちは生活するだけで手一杯になってしまうハズです。
シムズ２は、シムピープルよりは生活が楽になっていますが、それでも序盤は質素な暮らしを免れません。
しかし、よい家具をそろえるには、「お金」がいります！

さらに生活していくうえで食費やガス・水道・光熱費などの「生活費」もかかってしまいます。
生活費が払えないと差し押さえとして家具を持っていかれる場合があり、最悪、生活できなくなってしまうかもしれません･･･
とにかく、生活できる状態を整えたら、まずは「仕事」を探しましょう！

仕事は新聞の求人や、パソコンの求人情報から見つける事が出来ます。

最初は「新聞」から見つけるのが普通でしょう。
新聞は毎朝、玄関先に届けられます。

新聞には、毎日異なる３つの求人があります。（シムピープルでは１つです）
それぞれの仕事には「給料」や「勤務時間」がありますので、好みで選んでみましょう！
もしその仕事が気にいらないなら次の日の新聞を待てばまた別の仕事を探せますが、出来るだけ早いうちに仕事を探さないと収入がありません。

仕事を見つけたら、毎日の仕事の開始時間に送迎用の車がやってきます。
シムは車が来ると（その時になにかやっていない限り）自動的に仕事に行き、そして帰ってくると、その日の給料がもらえます。

重要な事として、仕事には「昇進するための条件」があります。

シムには、７つの「技量（スキル）」があります。
「料理」「技術」「魅力」「身体」「論理」「創作力」「掃除」の７つで、それぞれの仕事に必要な技量があります。
（シムピープル（シムズ１）には「掃除」はありません）
例えば、コックなら料理が必要ですね。
人と接する職業ならカリスマが、研究者なら論理が、アーチストなら創作力が必要になるでしょう。
右の画像の例だと、「カリスマ」に２つの空欄があります。
つまり、昇進するには「カリスマ」がそれだけ必要な訳です。

昇進すると給料が上がり、ボーナスが貰え、仕事時間も変わります。
しかし、さらに昇進するために必要な技量は増えていきます。

「技量」も「欲求の回復」と同じく、特定の家具や設備を使うことで増やす事ができます。
ただし、技量を増やすには結構時間がかかり、さらに技量が高まるほど必要な勉強量も増えていきます。

技量の種類と、回復させるのに必要な家具や設備は以下のようになっています。
（シムズ２で追加された仕様は緑で書いています）

技量	備考
料理	「本棚」の本などから学ぶ事が出来ます。高くなるほど作った料理による「空腹」の回復効果も上がります。また、コンロなどで料理を行う場合、このスキルが低いと火事になってしまうおそれがあります。スキルが高くなるほど、調理できる料理の種類も増えるでしょう。
技術	「本棚」の本で勉強したりすることで上がります。高くなると、トイレやテレビなどが壊れた時に自分で修理する事が出来ます。ただし、テレビの修理の場合は感電のおそれがあるため、十分なスキルがないと危険です。
魅力（カリスマ）	「鏡」などに向かって会話の練習をすることで上がります。魅力が高いほど、人との会話で選べるコミュニケーションの手段が増えるので、会話も弾むようになるでしょう。
身体	「スポーツ器具」などでトレーニングすることで上がります。また、プールで泳いだり、スポーツをすることでも徐々に上がっていきます。体力を消費する行動の場合、身体が低いと、体力の消費量が多くなります。さらに高いほどケンカや病気に強くなります。
論理	「チェス」で遊んだり、「望遠鏡」をのぞいたりすると上がります。研究セットでの研究は、この論理スキルが高いほど成功率が上がり、低いと事故率が上がります。
創作力	「キャンバス」で絵を描いたり、「楽器」を演奏すると上がります。キャンバスの絵はこのスキルが高いほど、高く売れるようになります。かなり技量が高くなれば、それなりの収入源にもなります。
掃除	スキルとしては、シムズ２で初めて追加されました。「本だな」の本で勉強したり、実際に「掃除」をすることで上がります。このスキルが高いほど、環境を清潔に保とうとします。

技量を高めて昇進し、給料が多くなれば、高価な家具も買えるお金が貯まるでしょう！
ですので、仕事に必要となる技量を上げるための家具は必ず買っておく必要があります。

また、生活していくうえで、最初に作った家では色々と不具合も出てくると思います。
例えば、電話がベッドと同じ部屋にあると、夜中に電話が鳴ると安眠妨害になります。
便器も別の部屋に置かないと、その部屋に別の人がいると恥ずかしくて使えません。

それらを考慮して少し改装し、技量を高める家具を増やしたのが下記の部屋です。

（シムピープル（シムズ１）バージョンはこちらです）

「本だな」は前からありましたが、これは料理や技術、掃除が学べる重要なものです。
チェスは他の人と遊ぶことも出来るので、イスを２つ置いています。
絵を描いたりチェスで遊んだりするのは、「楽しさ」も増やしてくれます。

トイレは別室に移動、洗面台を追加し、ちょっとヘンですが電話もトイレに移しています。
このように改善していけば、シムはどんどん生活しやすくなっていきますね。

お金があるので「テレビ」も置いてみました。
これは座りながら見れるので、イスの向きを変えています。

テレビで覚えられる技術に「身体」があるのを見て「アレ？」と思われた方もいるかもしれませんが、シムズ２ではシムはテレビでエクササイズの番組を見ながら運動できるようになりました。
他に、料理番組を見て学ぶことも出来ます。

ラジカセなどを買って音楽を流し、それで運動することも可能で、新聞のクロスワードをやって論理を上げたりも出来ます。
意外なものに意外な使い道があるので、色々やってみましょう！

状況に合わせて、家具を購入し、設置し、そして家を改装していきましょう。

ですが、お金がないうちから電化製品をバンバン買うのも考えものです。
上記ではテレビを買っていますが、これはもちろん使用中は電気代が増えていきます。
自動食器洗い機、パソコン、全自動トイレ、電気オーブン、これらは効果が高い家具ですが、電気代も多く使うことになります。

シムズ２では、シムピープルより生活費がかからなくなっていますが、それでも収入と支出は考えていく必要があるでしょう。

最後に、他のシムとの関係について。

仕事で昇進していくと、昇進条件に一定の「友達の数」も必要になってきます。

「友達」は、他のシムと会話したりコミュニケーションをとって、親密になることで増やす事ができます。

他のシムと会うには、家の前を通る人に挨拶したり、町に出て話しかけたりしますが、向こうから訪問してくる場合や、知り合いが他のシムを連れて来る場合もあります。
「家族」がいる場合、家族も友達の数に含まれます。

他のシムと親密になり続けることで、友人と同居したり、恋人関係になったり、結婚することもあり得ます！
やりようによってはフタマタかけることも OK です。^^;

昇進して行くと、さらに昇進するために必要な友達の数はどんどん増えていきます。
自分一人だけではかなり辛い数になってくるでしょう。

しかし重要なこととして、「家族」の友達も、「自分の友達」に含まれます。
家族がいれば、さらに容易に人脈が広がっていくことになるでしょう。
家族が働けば収入も増えますね！

でも、一緒に住むことによって生じる問題も出てくるかもしれません。
狭い家だと多人数で住むには窮屈、ということもあるでしょう。

ですが、こうして多くの知り合いを増やしていき、平行して技量も高めていけば、シムは出世し、大金を稼げるようになり、そして生活もどんどん向上していく訳ですね！

以上が「シムズ（シムピープル）」の基本です。
とりあえずこれだけ知っておけば、シムの生活がメチャクチャになることはないでしょう。 ^^;
がんばって、豪邸に住む大家族や大金持ちを目指しましょう！